縁の厚みによって味が変わる?

カップを持つ

縁の厚みとは?

マグカップのような厚いものからワイングラスのような薄いもの、グラスにはさまざまな材質・厚みがあります。加工技術の問題や割れやすさの問題もありますが、縁の厚みによって味が変わるという話もあるのです。その他にも飲み口・ボディの形状等でも香りの溜まり方などが変化することによって味や香気が変わると言われています。

お茶の場合

家で飲むときは縦長の「湯のみ茶碗」を使い、お客様に出す時は口が広くて浅い横長の「汲み出し茶碗」を使っている人が多いと思います。これは理由があって、湯飲み茶碗は容量が大きくて空気に触れる部分が少ないため、冷めにくいという特徴があり、普段使いの番茶やほうじ茶をたっぷり飲む場合に向いています。「汲み出し茶碗」は上等な煎茶や玉露などの日本茶、

コーヒーの場合

ティーカップのように縁が薄いものとマグカップのように縁が厚いものでは、コーヒーの煎り方によって分けた方が良いと言われています。
一般的に「縁が薄いものは浅煎りコーヒー、縁が厚いものは深煎りコーヒーが向いている」と言われます。これは口の中で感じる味覚が変わるからと言われています。

お酒の場合

縁が薄いものはその分抵抗なく酒が流し込まれるので口中で広がりやすく、酸味や渋みをバランスよく拾うことができるようです。
逆に縁が厚いものは縁を乗り越えるのに時間がかかるため塊となって口の前面に入るので甘さが際立つそうです。
なので一般的に酸味や渋みの多いワインなどは縁の薄いグラスを用い、米の甘さを味わう日本酒などは縁の厚いお猪口を使うことが多いようです。
あくまでも一般的な話で、人それぞれ好みがありますので、自分に合ったグラスをお選びくださいね。

木材を使ったグラスもおススメです

口のあたる部分が薄いとそれだけで本来の味わいや感覚がストレートに感じることができると言われていますが、「縁が薄いから美味しくなる」というより「縁が厚みで飲み物の味わいや感触を感じる位置が変わる」というのが正しいようです。
一概に「薄いから良い」という訳ではないのですが、飲むものによっては縁は薄い方がいいものもあるのですね。
ところで材質によって薄くするのが困難なものもあります。その中でも「桐」は柔らかくて加工しやすいと言われますが、加工の調整がもっとも難しい木材とも言われています。
その桐を加工できるのが和歌山県紀の川市にある「家具のあづま」さん。何と曲面加工が難しいと言われる厚さ1mmまで桐を削ることができるそうです。極薄の口当たりを持つ桐のロックグラスの重さはたった23.4gしかありません。木樽で保管するワインやウィスキーが芳醇な香りになるように、桐が持つ木材の香りによってお酒の味がワンランクアップするかも知れません。唯一無二のこの商品、ぜひお求めください。

当会おススメの桐グラスはこちら!

桐のロックグラス
家具のあづま
桐のロックグラス

11,000円(内税)

桐のスコッチグラス
家具のあづま
桐のスコッチグラス

7,150円(内税)