美味しいさんまの開きを食べたことがありますか?一般的に魚の干物は「開いて天日干し(または機械で乾燥)」というのがほとんどです。さんまに限らず、「干物って何か臭みがね…」という人も多いかも知れません。それは「空気をあてて乾燥している」ため、魚の脂が酸化するからです。 |
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灰干しさんま |
灰干しさんま贈答用 |
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まずさんまを1つ1つ開いていきます。人間の体温でさんまが「火傷」をするので、熟練の職人によって、約12秒に1匹というスピードで捌かれていきます。骨に沿って均等に厚みを出すのがポイントで、これがうまく行っていると、食べる時に身から骨がスルっと剥がれます。 |
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次に季節やサイズ、脂の乗り具合によって調整した塩水に漬けます。塩分濃度計でしっかり調整しています。毎回同じ濃度ではないので注意が必要です。味はここで決まるので、塩分控えめで食べる時に足せるように調整しています。 |
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調味されたさんまに匠の技術によってセロファンが貼られていきます。ここでも人の体温で火傷をしてしまわないように素早く丁寧にするのがポイントです。セロファンは水を通しますが灰を通しません。 |
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木箱に並べた後、不織布を乗せてから灰を敷き詰めます。灰で味を付ける訳ではないので「適度な乾燥力のある灰」になるようにブレント・調整をして作っています。 |
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5~6時間かけて風を当てずにじっくりと水分を移しています。さんまに含まれる水分が灰に移ると、さんまの形が灰に浮かび上がります。水分が抜けている証拠です。この乾燥が長すぎも短すぎも良くないので見極めが必要です。 |
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灰から取り出して1つ1つ丁寧に検品をし、欠けや身の崩れがあるものを取り除きます。木箱や化粧箱に決まった数を入れて出荷し、皆様のもとにお届けしています。 |
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灰干しさんま |
灰干しさんま贈答用 |
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通常品と贈答用の違い大きさ・重さはすべてコンピューターで管理され、選別された状態で別々の箱に冷凍されています。 |
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