ラーメンにも記念日があるんです
みんな大好き、中華料理の代表格でもある「ラーメン」。実は本場中国の料理ではなく、日本独自で発展した料理だったということはご存知でしたでしょうか?
ラーメンの日ができたワケ
ラーメンの日は、2017年に「ラーメン産業の振興・発展とともに日本独自のラーメン文化を支えるのを目的として、日本ラーメン協会が7月11日を記念日として制定しました。7月11日になった理由は、「7」をレンゲ、「11」を箸に見立てたことと、日本でラーメンを最初に食べたとされる水戸黄門「徳川光圀公」の誕生日(新暦の1628年7月11日)からだそうです。
ラーメンは日本食?
日本の国民食とも言えるラーメン。元々は中国の料理っぽい感じですが、現在の日本で食されているラーメンは、中国では「日式拉麺」と呼ばれています。アメリカなどでも「Ramen」と呼ばれ、日本食として親しまれています。
中国でいう「拉麺」とは、小麦粉を練って引っ張ったものを指し、すなわち「麺だけ」を表す言葉です。スープを入れた汁そばすべてを「湯麵(タンメン)」と言います。日本のタンメンは「野菜と豚肉を炒めてスープで煮込み、中華麺を入れたもの」なので、意味合いが違いますね。
ちなみにインスタントラーメンも日本発祥ですが、今では海外でもインスタントラーメンが発売されています。ちなみに香港では「出前一丁」が大人気で、スーパーやコンビニで20種類以上のフレーバーが販売されているのを見かけたことがあります。タイでもさまざまなメーカーがインスタントラーメンを出しており、トムヤム味やムーサップ味など、日本ではなかなか食べることのできないものがスーパーの陳列棚にたくさん並んでいます。食べたことありますが、美味しいのでびっくりです。作り方×味付け×ダシ=∞
ラーメンの作り方には大まかに分けて、白く濁った「白湯(パイタン)スープ」とすっきりと澄んだ「清湯(チンタン)スープ」があります。たとえば同じ豚骨スープでも作り方によって「白湯」でも「清湯」でも作る事ができます。一般的には白湯は動物系、清湯は植物系のダシで作られます。
味付けには代表的なものとして「塩・醤油・味噌」の3種類があります。この3種類だけでも地域によって味が違う(たとえば醤油は原料と作り方、味噌は地域によって白・赤・合わせなど)がありますね。
ダシも動物性だと豚骨・鶏ガラ・魚介など、植物性だと干しシイタケや昆布などいろんなものから取られるうえにダブルスープ・トリプルスープと言われるそれらを合わせた場合もあります。
なので「作り方」×「味付け」×「ダシ」は無限大の種類があると言っても過言ではありません。
ちなみに和歌山ラーメンは2種類ありますが、1つは「白湯×醤油×豚骨ベース」で、もう1つは「清湯×醤油×鶏ガラ+豚骨」が多いそうです。徳川光圀公とラーメンについて
学者肌で非常に好奇心が強いことで知られている徳川光圀公ですが、中国の明から亡命してきた儒学者の「朱舜水」に学ぶことで外国の文化を積極的に取り入れたと言われています。その中に中華麺も含まれていたと言われ、この事から光圀公は日本で最初にラーメンを食べた人物と言われています。
茨城県水戸市で販売されているご当地ラーメン「水戸藩ラーメン」は、光圀公が食べたとされるラーメンを再現しているそうですよ。麺にはレンコンの粉を練り込み、「五辛(ニラ・にんにく・ラッキョウ・しょうが・ネギ)」を薬味として添えるのが特徴だそうです。和歌山ラーメンの歴史
こちらに書いているのでご興味のある方は見てくださいね。
当店で取り扱っている中華スープの素を使うと、スーパーなどで販売している生麺や乾麺を購入するだけで美味しいラーメンが作れますよ。鶏がらスープを使うとより濃厚な味になります。隠し味を入れてオリジナルのラーメンを研究してみるのもおもしろいかも知れませんね。
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