食用ではない「ひょうたん」

ひょうたん畑

ひょうたんとは?

ひょうたん
ひょうたんはウリ科の植物です

ひょうたんとは植物であり、原産地はアフリカです。さまざまな品種があり、5センチメートルぐらいのものから2メートルを超える大物もあります。
植物ですが食用には向いていません。スーパーなどで売っているのを見たことはないでしょう。
ひょうたんに含まれる苦み成分のククルビタシンは、嘔吐・下痢等の食中毒症状を起こします。ちなみにかんぴょうの原料であるユウガオもひょうたんと同一種ですが、ユウガオはククルビタシンの少ない品種を選別した変種です。なのでかんぴょうを食べすぎても食中毒症状は起こりません(食物繊維が多いので便通が良くなる可能性は高いですが)

ひょうたんから駒(が出る)

ことわざで「ひょうたんから駒(が出る)」というのがあります。これは「ひょうたんのような大きさのものから駒(馬)のような大きいものが出るようなあり得ない事」を意味し、転じて「思いもかけない事や道理上あり得ない事が起こる事」を示します。つまり想定の範囲内ではなく「予測していたことから外れたの事柄」にのみ使えることわざです。

ひょうたんの用途

ひょうたん御守
お守りとしてのひょうたん

食用に向いていないひょうたんは、果肉部分を除去して乾燥させたものが水筒として使われていました。乾燥させたひょうたんは多孔質であるため、少しずつ外に染み出し、気化熱が奪われることによって中身が気温より低く保たれる性質を利用しています。
日本の神道ではひょうたんの「中に神が宿る縁起物」とされ、写真のようなものや、神社では破魔矢や御守、絵馬などに付けられるものもあります。また中国の風水では「邪気を払う力が宿る」とされ、幸運を招く御守として玄関にかけたり、携帯することで邪気を払うと言われています。
その他にも海外では楽器や浮きなどにも用いられています。

上富田町とひょうたん

ひょうたんは上富田町の岡地区で50年ほど前から栽培されています。時代が変わり、今ではひょうたん自体を見たことがない人も多いかも知れませんが、それを逆手にとってあえて「ひょうたん」に目を付けたのが上富田町。
公式ゆるキャラの「ひょうたんせんぱい」もいます。ちょっとシュールな外見のひょうたん先輩ですが、それがいい所…らしいですよ。
そんなゆるキャラと町の木「やまもも」をコラボさせた商品があります。

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熊野やまももどろっぷ

540円