他では見ることのできない奇岩:橋杭岩

橋杭岩

まるで橋の杭のように、規則的に並ぶ岩石群は国の名勝天然記念物に指定されています。

自然が作った不思議な景観

潮岬より北東へ少し行ったところにある橋杭岩は、幅約15m・長さ約850mに渡って橋脚のように大小合わせて40あまりの巨岩群が、紀伊大島に向かってまっすぐにそそり立っています。
この橋杭岩には「弘法大師が天邪鬼(あまのじゃく)と「弘法大師が一夜で紀伊大島まで橋をかけられるか」という賭けをしたという逸話があります。この時、弘法大師が想像以上の速さで橋を作り始めたため天邪鬼が「これはまずい」と思い、鶏の鳴きまねをして夜が明けたように見せかけました。この声を聞いて夜が明けてしまったと勘違いをした弘法大師は橋の建設を中断し、結果的にであるが残った」という事から、橋杭岩ができたという話になっています。
実際のところは1400万年前にこのあたりでおこった火成活動によってマグマが上昇して冷え固まり、その後に海水の浸食によって今のような形になったというものらしいです。

橋杭岩の種類
岩島がまるで杭のように並んでいます

道の駅橋杭岩

物産棟・情報休憩棟・フードコーナーで構成されており、農産品や水産品、加工品も販売されています。このあたりの名産品は「ポンカン」で、時期になると販売されるポンカンを使ったソフトクリームが人気です。町内の観光名所や見どころなどの情報を得ることもできます。
道の駅としてはやや小規模な施設ですが情報休憩棟の2階には展望デッキもあり、橋杭岩を一望できます。

アクセス

コミュニティバスでのアクセス

串本駅から道の駅まではコミュニティバスが走っています(1日6往復)。利用料金は1乗車につき大人200円(小学生未満は無料)です。

車でのアクセス
串本駅から約2km(約5分)です。駐車場は大型車:6台/普通車:49台(うち身体障碍者用が2台分)あります。

営業時間

営業時間は4月~9月までは9時~18時、10月~3月までは9時~17時で、年中無休で営業しています。新型コロナウイルスの影響で短縮営業をしている場合もございます。