和歌山の桃
- 桃について
-
和歌山県の桃の生産量は全国5位(平成30年度)で、桃太郎で有名な岡山県より生産量が多い県です。(上位は山梨県・福島県・長野県です)
桃は中国原産の植物で、3000年以上前から食用として栽培されていたと言われています。日本に伝わった時期は定かでありませんが、全国各地の遺跡から桃の種が発見されていることから、縄文時代末期~弥生時代にはすでに食用されていたのではと考えられています。記録としては「古事記」「万葉集」などに登場していますが、本格的に栽培され始めたのは明治時代になってからです。 - 品種について
-
日本の桃の元祖は「白桃」と言われており、この白桃を改良して「白鳳」や「あかつき」などの多彩な品種が誕生しました。一般的には早生種は栽培期間が短くなるため小ぶりで、晩生になるほど大きくて甘くなる傾向があります。和歌山ではさまざまな品種が育てられており、比較的長い間さまざまな種類の桃を楽しむことができます。
- 桃を選ぶポイント
-
- 左右対称でふっくらときれいな丸みがあるもの。柔らかくなったものや果皮が黒っぽくなったものは避けましょう。
- 張りと重量感、縫合線の深さは浅い方が良い。小さい物より大きい物の方が管理の手が行き届いていることが多く、食べ応えもあります。
- 一般的に赤い桃は果皮が鮮やかな赤色で全体にしっかりとうぶ毛があるかも確認します。熟してくると甘い香りがしてくるので、香りの有無も確認しましょう。
- 果皮の色の濃い部分にそばかすのような白い斑点(果点)があるものは甘みが強めと言われます。
- 軸周辺の果皮が緑色のものは未熟な状態です。果実が固くてあまり色づいていないものは、涼しい常温でしばらく置いて追熟させると良いです。
- 「清水白桃」などの白い桃は、全体がきれいなクリーム色の物を選ぶと良いと言われています。
- 「黄金桃」などの黄色い桃は、果皮全体が鮮やかな黄色で、みずみずしさを感じるものを選ぶと良いです。
- 桃の剥き方
桃はとても繊細な果物です。少し力を入れただけでその部分が傷むため、収穫時にも力を入れないように収穫する必要があるので、とても手間がかかっています。
剥くときも手間がかかりますが、きれいに剥けるととても美味しくいただくことができます。- 潰さないように持って、種に沿うようにぐるっと一周包丁を入れます。繊維を切るように上下にねじると半割になります。
- 半分になったらそれを6等分ぐらいにカットします。種のある方は、種が付いたままカットしてください。最後に種を包丁で取るときれいに分かれます。
- 身と皮の間に包丁を入れて、桃を回転させながらまな板から包丁が離れないように平行に動かすときれいに剥けます。
- 保存方法
基本的には常温で風通しのよい冷暗所に置くのが良いです。食べる前に1~2時間冷蔵庫へ入れて冷やして食べるとより美味しくいただけますが、冷蔵庫で保存し過ぎると甘みが無くなります。また桃は傷みやすい果物なので、3~4日以内に食べきると美味しくいただけます。
もし長期保存したい場合は、冷凍保存がおススメです。最長で1か月ぐらいは保存できます。その場合は、力を入れずに水洗いをし、丁寧にふき取った後ラップで包んで密封してください。その上にフリーザーバッグへ入れてさらに密封し、できるだけ空気を抜いてから冷凍庫に入れてください。食べるときは自然解凍をし、半解凍ぐらいで食べるのがおススメです。解凍しすぎると、桃本来の食感や風味が無くなるので注意してください。
ご購入していただく桃を選ぶことはできませんが、八旗農園さんで丁寧に選別したものだけをお届けしています。
もしスーパー等でお買い求めになる際は、以下の事に注意して購入するとハズレにくいのではないかと思います。
※表示価格は内税です
4kg:6,600円