有田川町
- 有田川町について
和歌山県の中部に位置し、町の中央部分には有田川が流れています。人口は25,000人強で、旧吉備町・旧金屋町・旧清水町が合併してできた町です。旧吉備町・旧金屋町地区は有田市と並んで温州みかんの生産がとても有名です。また旧清水町地区はぶどう山椒の生産量が日本一で、一時期は全国出荷量の8割を占めていたこともあります。
東西に長い町で、西側(旧吉備町)には鉄道や高速道路があり、とくに駅や高速道路のインターチェンジの周辺は近年開発が進んでいます。東側(旧金屋町・旧清水町)は山間地域で過疎化が進んでおり、冬になると雪が積もる事もあります。- 鉄道
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紀勢本線(きのくに線):(湯浅町) - 藤並駅 - (有田市)
※藤並駅は一部の特急電車が停車します。
かつては有田鉄道(海岸~藤並~金屋口)も走っていましたが、2002年に廃止されています。 - 高速道路
阪和自動車道:(湯浅町) - 吉備湯浅P.A. - 有田南I.C. - 有田I.C. - (海南市)
- 主要道路
国道42号線、国道371号線、国道424号線、国道480号線
名産品
有田みかん
450年の歴史を誇る「有田みかん」は日本一の生産量を誇っています。有田地方はみかんの栽培に適した土地で、11月頃になると山は一面のオレンジ色になります。特に日当たりの関係で南向きの山(有田川から見て北側)にみかん畑が多くあります。
ぶどう山椒
有田川町は国内シェア1位を占める「ぶどう山椒」の産地です。大粒の実がぶどうの房のようになるため「ぶどう山椒」と呼ばれています。
昔から生薬や料理の薬味に使われている山椒ですが、近年ではフランス料理やスイーツなどにも使われるようになっています。
県内ではちりめん山椒などにも使われています。
観光
あらぎ島
日本の棚田百選にも選ばれている、国の重要分化的景観にも指定されている地域です。
今でも米作りをしているので入ることは出来ませんが、展望台から眺めるあらぎ島は圧巻です。また、四季折々で違う姿を見せてくれるので、何度でも行きたくなるところです。
有田川町鉄道公園
2002年に廃線になった「有田鉄道」を末永く後世に伝えることを目的とした鉄道公園です。鉄道交流館内にはジオラマもあり、Nゲージを走らせることも出来ます(有料)。
また、実際に使われていた路線・車両を使った乗車体験やデモンストレーションなども開催されています。
鷲ヶ峰コスモスパーク
海南市と有田川町を分ける長峰山脈にある鷲ヶ峰は標高586.2mの高さの山で、その山頂に町の花「コスモス」を100万本咲かせた公園を作っています。
一日を通して素晴らしい眺望が楽しめます。