淡嶋神社と人形供養・雛流し
全国にある淡嶋神社の総本社で、全国から供養のためにさまざまな人形が奉納される神社です。供養してもらう場合はかならず現地持ち込みをしてください。郵送や宅配は不可との事です。
淡島神社とは
和歌山市加太にある淡嶋神社は、全国にある淡島神社・粟島神社・淡路神社の総本社であり、奉っている淡島神は婦人病の治癒を始めとして安産・子授け・裁縫・人形供養などの「女性に関するあらゆることに霊験のある神」とされています。
そのため総本社である加太の淡嶋神社には雛人形を始め、市松人形やフランス人形などが全国から奉納されています。人形供養
人形供養をしてもらう場合は、郵送や宅配では受け付けておりません。必ず現地に持ち込んでください。また、ガラスケースや箱・付属品等は持ち帰ることになりますのでご注意ください。
受付時間は9時~16時で、費用はお気持ちの金額となっております。償却委託料は専用ケース1箱で千円程度が目安だそうです。
人形を奉納したら「人形形代 」が渡されるので、形代の判のついている面に「住所・お名前・願い事」を書きます。これは雛人形と一緒に雛流しの舟に乗せて流します。人形供養は一斉に行いますのでその場では行いません。雛流し
雛形に現世の罪・穢れを託して流す祓いの行事を行う「雛流し」は、元々中国で3月3日または3月上旬に水辺へ出て行われた禊の古風を今日に伝えるものと考えられており、この信仰と江戸時代に盛んとなった「すべての流し雛は加太の淡嶋神社に流れ着く」という淡島信仰と結びついて行事になったと言われています。
雛流しは雛人形と願い事を書いた形代を3隻の白木の船に乗せて、郡司のお祓いののちに海へと流されます。現在では沖の方で回収し、浜辺でお焚き上げをするそうです。
ひな祭りはこの雛流しから始まっています。人形が装飾的になって女児の祭りとなり、平安末期ごろから3月3日に固定されてひな壇が一定の形式を整えてきました。淡嶋神社へのアクセス
南海電気鉄道加太線の加太駅から歩いて20分ほどです。路線バスの運行はありませんのでご注意ください。駅前に小さなタクシー乗り場はあります。
ひな祭りに必要な甘酒、加太の名物のお買い求めはこちらから
※表示価格は内税です
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